俺の女



恋嘩 「へくしゅッ…」

美蘭 「38.5…風邪だね。」

愁洩 「マジで?!」

智稀 「大丈夫かぁ???」

美蘭 「明日病院行こ。」

恋嘩 「病院?!」

美蘭 「注射してもらわないと…」

恋嘩 「やだ!!!絶対行かない!」



そう言って布団に潜り込む恋嘩。
その姿を見て、「まだまだ子供ね」と笑う美蘭。



美蘭 「冗談だって(笑)どっちにしろ…ケガも見てもらわないとね…。あんたらも行くのよ?」

『えぇー!!!』

美蘭 「えぇーじゃない!ちゃんと病院で処置してもらわないと…とくにあんた!」

愁洩 「俺はもーわかりきったことじゃん…失明だろ。」

美蘭 「…まだわかんないでしょ。」

愁洩 「いーじゃん。この方がかっこいいしw傷がズバァーとついててよ(笑)」



愁洩は自分の傷を指でなぞって、精一杯の強がりを言う。



美蘭 「バカなこと言ってんじゃないの…。もう両目で恋嘩のことも見れないのよ?」

愁洩 「………でも…もうマジで無理だって。見えねぇもん。」

恋嘩 「失明ってなに???」

美蘭 「…目が見えなくなること。」

恋嘩 「…えッ…」

愁洩 「心配すんなw片目ありゃぁ充分さw」

恋嘩 「………」

美蘭 「さぁ!もう2時だよ?皆寝よう!!!」

諒弥 「あぁ…マジ眠ぃ…」

愁洩 「そーだな…ッ…」
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