いつかきっと・・・
病院
私は
結城 沙羅【ゆうきさら】14歳
小さな時から病弱で
心配した親は私が12歳のとき入院させた。

辛かった。
一人ぼっちで・・・
友達が一人も居なかった。
病院の横にある公園でいつも泣いていた。
そんな私に訪れたプレゼント

あの日は12月24日
凄く寒いクリスマスイブ


「・・・フェッ・ヒッグ・・エグっ」
13歳なのに公園で泣いていた
今考えると可笑しくて笑っちゃうよ・
そんな時貴方が声をかけてくれた

「きっと・・・輝けるよ」

透き通っていて優しい声

「君・・・誰??」

問いかける私に貴方は
眩しい笑顔をくれた。

「俺は、癒也。今野癒也。君は?」

「私は、結城沙羅・・・」

不思議だった。
癒也って名乗る君が
懐かしかった。

「俺ね。いつも君の事みてたの。いつも泣いてて・・・でも毎日ここで空を見上げてて不思議だった」

「癒也は、どこに住んでいるの??」

「この病院の103」

「癒也はなんで入院してるの?」

「・・・肺炎」

「そか・・・じゃあ。すぐに退院しちゃうね」

「んー。君は何で居るの?」

「病弱だからかなー。去年・・今日で丁度一年?だね。親に心配して入院させられたの。それから一度も会ってないの。」

「そうなんだ・・・俺ね、今日まで外に出ちゃいけなかったんだ。明日退院して、それからは。。。学校。君は何歳??」

「・・・13歳」

「嘘!!見えない!11だと思った!!!」

「え!?そんなに小さくないもん!癒也は何歳なのさ!」

「俺?14歳」

「・・・。」

「明日15歳だけどな・・・」

「高1?!見えない・・・」

「見えるよ!」

「アハハ」

「笑うな」

貴方と話していると
笑顔になれたんだ。

貴方は私の生まれて始めての
そして最後の友達でした
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