空色の恋



「じゃあ行こっ」



「うん」




永遠があたしの手を強く握る


あたしもその手を強く握り返した





あの日

龍輝に彼女が出来たって知った日



体育館で泣いてたあたしを

永遠が見つけてくれなければ



今のあたしはいなかった



龍輝とのことに耐えられなくて

あの学校すらも飛び出していたかもしれない



好きな人が隣にいることは

こんなにも楽しくて

幸せなんだと知らなかった


永遠

ありがと



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