空色の恋
みんなで家に上がり込んでワイワイ始まった
誰もあたしに起きた出来事には触れなかった
別に避けてたわけじゃないと思う
いつも通りの空間がそこにあって
いつも通りのみんながいただけ
初めて気づいた
あたしのまわりにはこんなにも居心地のいい世界があったってことを
「篠原くん」
七海の言葉に反応する
「心配してるよ
学校やめちゃうんじゃないかって
正直たぶんみんなもだと思う」
バカみたいに笑ってるみんな
高校やめようと思わなかったかと聞かれたら嘘になる
でも
「辞めないよ
だってみんなが来てくれたし」
あたしは七海を見た
「誰が何と言おうがあたしたちは澄空の味方だからね」
「ありがとう」