視界の端の黒い靄 ~ MOYA ~
私が室内に入ると、警察服を着た警察官が戸の脇に立った。
監視役…なのかな…?
と思いながら立ったままの私に、神崎さんは笑顔を向けて椅子に座る様、促した。
神崎さんと机を挟んだ向かい側の椅子に、緊張しながら私は座った。
机の上にはパソコンやポリグラフ試験器らしき色々な機材が並べられている…。
「そんなに緊張しないでいいよ?この機材は古い物だし、本当に簡易的な検査なんだ。それでも、緊張されてしまうと、正確性が失なわれて意味がなくなってしまうんだよ。」
「そっ…そうですか…。」