世界聖戦
「ジャンヌ…」

ヘヴンは彼女の肩に手を置き、立ち上がらせる。

「よく言ってくれた…異端者の汚名を厭う事なく俺達に加勢してくれる事、嬉しく思う…俺も君を守ろう。同胞として、同じ教えを信じる信徒の仲間として」

「ヘヴン…」

頬を染めるジャンヌ。

その瞳は、『仲間』に向けられるものではない。

友情や親愛以上の…言うなれば『恋慕』に近い視線…。

< 169 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop