世界聖戦
「恐れる相手、逃げる相手を追ってまで討とうとは思わん」

立ち止まったグレゴリオが言う。

「去るならば去れ。心配するな。背中から襲ったりはしない」

「……っ…!」

その言葉に、ジャンヌの中で火が灯る。

「ジャンヌ・ダルクの名を与えられた私を…愚弄するなっ!」

一足飛びに間合いを詰め、肩口へと斬撃を叩き込む!

だがグレゴリオは下がる事なく、寧ろ更に前へ出て斬撃をその身で受け止めると、至近距離からの掌打をジャンヌの腹へ!

甲冑が大きくへこむ程の威力!

ジャンヌの体は後方へと飛ばされ…なかった。

吹き飛ばされかけた彼女の長い金髪を、グレゴリオは鷲摑みにする!

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