雨の日に、キミと一緒に創るエロ。
 
 「タケくん、声デカイ!! 騒ぐな、ド阿呆!! 流山先生、有名人なんだからバレたらゆっくり食事出来ないでしょーが!!」

 自分の手のひらでタケくんの口に蓋をすると、イライラの余り、乱暴に流山先生から引き離した。 本当は1発叩きつけてやりたいところだ。

 「・・・あ、ごめん」

 そんな殺気立つワタシの様子に気付いたタケくんが、しゅんとしながら謝る。

 すると、タケくんとワタシのやり取りを見ていた流山先生が、胸のポケットにささっていたペンを徐に引き抜き、ナプキンにちょっとエロめの絵とサインをサラサラと描いた。

 「他の人には内緒にしてね」

 流山先生がそのナプキンをタケくんに渡すと、

 「一生大事にします!! ロッカーに閉まって来なきゃ!! 鍵かけないと!!  鍵失くしてないかな?? あのロッカー、鍵なんかかけた事ないもんな」

 タケくんは大喜びし、全くもって不必要なタケくんのロッカー情報を漏らしながら奥へと消えて行った。
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