雨の日に、キミと一緒に創るエロ。

  タケくんがいなくなると、

 「篠崎さん、恥ずかしいからあんまり他の人に僕の話しないで??」

 本当は頭にきているだろうに、流山先生はお願いする様にワタシに忠告した。

 流山先生は怒り方も優しい、ジェントルおじさまだ。

 「ハイ!!  一生喋りません!!」

 元気に返事をしたはいいが、言葉のボキャブラリーがタケくん並な事がちょっと残念なカンジになってしまった。 でも、誠意は伝わっただろう。

 「いいお返事ですね」

 流山先生が『ふふふ』と笑ってくれた。

 流山先生と談笑していると、

 「お待たせしました」

 お待ちかねのパスタが運ばれて来た。

 運んで来たのは、白木氏だった。

 「トマトクリームパスタです」

 目の前に鮮やかな色のトマトクリームパスタを置く白木氏。

 ホントにクリームパスタ作ってくれたのかい、白木氏ー。 いいとこあるじゃーん。

 そして、今日も絶対美味い。
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