雨の日に、キミと一緒に創るエロ。

 「振ってないよ。 そもそも告られてない。 つか、何??  『千秋ごとき』て」

 不服そうに口を尖らせる千秋。

 千秋はオレの悪口が引っかかる様だけど、そんな事より何、今の言い方。

 『だったらちゃんと告れよ』的な。

 千秋のくせに。 モテたことないくせに。

 「・・・千秋さぁ、まさかオレに告って欲しいの??」

 自分でも、嫌な言い方だなぁと思う。

 でも、モテないくせにオレに告白させようとする千秋に、ちょっと意地悪をしたくなった。

 不思議な事に、千秋を怒らせて喧嘩をするのが、何故かちょっと楽しいんだ。

 「・・・はぁ?!  調子のんなよ」

 千秋が顔を赤くして怒る。

 図星を射られて恥ずかしいのか、本当にキレているのかは分からない。

 「帰る!! ・・・今日は色々すいませんでした。 あと、『しゃしゃって』とか言ったのもごめんなさい。 本当は嬉しかったです。 自分じゃ、ちゃんと親を説得出来る自信がなかったから。 それと、今日も全部美味しかったです。 ご馳走様でした。 ありがとうございました。 じゃあ!!」

 千秋は言いたい事を一気に言うと、オレにペコっと頭を下げ、身体の向きを変えた。

 顔を赤くしたのはきっと、恥ずかしい上に怒ったからだ。

 千秋は本当に分かり易い。
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