アナタのネガイ、なんですか?
下校中、空から黒いものが降ってきた。
「うわっ!・・・・って・・・」
降ってきたもの、それは、
「ちょっと~!反応薄くなーい?」
美里だった。
「ま、い~や。別に。それよりさ~」
「ちょい、まち!やめてよ!空から登場とか
!マジ危ないんだけど!」
由希が突っ込んだ。
「あんた、由希?マジ?かわいー!いや~、うんうん。あ~、なんか、言葉出てこねー!」
なんか、美里が一人ではしゃいでる。
「美里、なんか用?」
「え?あ~、そうそう、闇斗。闇斗、見なかった?なんか、一緒に、帰ろーかなって思ったんだけど・・・・」
「闇斗くん?見てないよ?ね、優香」
由希が、こちらに振ってきた。
「え?あ、う、うん。見てないよ」
「ふ~ん。ま、いーや。じゃーね」
と、言って、どこかに去っていった。
「だから、危ないって、・・・・」
ボソッと由希が呟いた。