アナタのネガイ、なんですか?
「・・・・お願いしますっ!今日こそっ!」
ここに来るのも何回目だろうか。
「・・・・そして、少女のネガイは今日から叶うのでしたっ!」
どこからかそんな声がした。
「だ、誰?!」
「ふぉっふぉっふぉっ。わしは祠の神様じゃ~
・・・・何つって~」
振り返るとさっきはいなかった二人組がいた。
「・・・・何?誰?てか、私の後、ついてきたの?
・・・・あ~あ。一人でこなきゃダメなのに~」
「だから、ネガイ、叶えてあげる。そのために来たんだから」
「はぁ?あんたらに私のネガイが叶えられるわけ無いでしょ?」
鼻で笑ってやった。
「信じてないの?ホントに叶えられるけど」
キョトンとしていた。
「ま、いーけど。あなたのネガイは『夢』でし
ょ?」
「そーよ!うわぁ~はずっ!」
つい、手で顔を覆ってしまった