マー君(原作)
また、このチェーンメールには容疑者本人が撮影した竹村勇太君の殺害後の様子が写し出されており、現在調査中です。

また容疑者はネット上でマー君と名乗る殺人鬼と接触したと証言しており、命令されてやったと供述しております。

しかし、精神的に錯乱している模様で、被害妄想が激しく、精神分析に回す予定で――」

ソファに座って悲しそうにニュースを見ていた雫の姉−−雨は、ふと携帯電話を見た。

赤いカバーを外し,携帯画面を覗きこむ。

雫から送られて来たチェーンメールがそこにあった。

そこにはマー君の話が書かれており、文の最後にマー君信者よりと書かれている。

この信者というのが、雫なのだ。

雫は携帯依存症だった。

友達もいなく、毎日ネットばかり繋いでいた。

部屋に引きこもったままネットの世界から出てこなかった。

自分の殻に閉じこもったまま、出てこなかった。
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