マー君(原作)
<12>
「どうです?」
雫の日記を読み終えると隣から雨が真剣な表情をして、聞いてきた。
が、聞かれた洋太はどう答えればいいかわからず、口をつぐんだ。
頭の中はからっぽだった。
ただ漠然としていた。
「ねぇ、どうなんです?」
雨がしつこく聞いてくる。
「どうですか?」と繰り返していれば、俺がこの日記の謎を解いてくれるとでもいうのか?
記者は探偵でも頭脳明晰でもない。
洋太は黙ってパソコン画面を見続け雨をやり過ごそうとした。
が、あまりにもしつこいので、逆に聞き返してみた。
「では逆に聞きますが、あなたはこの日記を見てどう思ったんですか?」
そう自分は記者なのだ、そもそも自分に意見を求めてくるのが間違いだ。
俺は「聞く」だけで、どうのこうの意見の言える立場ではない。
雨はどうしても洋太の意見を聞きたいようで表情を固くしていたが、しばらくすると洋太の立場を思いだしてか、しぶしぶ口を開いた。
「私は……」
なかなか言葉がでない。
雨を見ると、不安そうな顔をしていた。
きっと他の記者に自分の話をまともに聞いてもらえなかったから、自分の意見を話すのに抵抗があるのだろう。
「どうです?」
雫の日記を読み終えると隣から雨が真剣な表情をして、聞いてきた。
が、聞かれた洋太はどう答えればいいかわからず、口をつぐんだ。
頭の中はからっぽだった。
ただ漠然としていた。
「ねぇ、どうなんです?」
雨がしつこく聞いてくる。
「どうですか?」と繰り返していれば、俺がこの日記の謎を解いてくれるとでもいうのか?
記者は探偵でも頭脳明晰でもない。
洋太は黙ってパソコン画面を見続け雨をやり過ごそうとした。
が、あまりにもしつこいので、逆に聞き返してみた。
「では逆に聞きますが、あなたはこの日記を見てどう思ったんですか?」
そう自分は記者なのだ、そもそも自分に意見を求めてくるのが間違いだ。
俺は「聞く」だけで、どうのこうの意見の言える立場ではない。
雨はどうしても洋太の意見を聞きたいようで表情を固くしていたが、しばらくすると洋太の立場を思いだしてか、しぶしぶ口を開いた。
「私は……」
なかなか言葉がでない。
雨を見ると、不安そうな顔をしていた。
きっと他の記者に自分の話をまともに聞いてもらえなかったから、自分の意見を話すのに抵抗があるのだろう。