深層融解self‐tormenting◆番外編◆
それから二日ほどたった日曜日の早朝とも呼べる時間。


何故か早くに目が覚めた私と先生は、ゲームをテレビに繋いで遊んでいた。


前に「落ちゲで勝負しようや」とか言われてたのを思い出して選んできたのが「ぷよぷよ」だった。

何これ。先生、なんでこんなに弱いんだ。

てか「フィーバー」とか「こおりづけ」でキョドるとか有り得なくない?どんだけ旧式のゲーマーよ。

しかもサタン様使って負けるとかサタン様に失礼だよね。せめて「ぷよ通」から出直してきてよ。

「っあー!!また負けたアァァ!!!」

「先生弱すぎ。なんで連鎖狙えないの?」

「苦手なんだよ!!!マリカにすんぞ。やっぱレースが一番いい」

「いいけど。苦手ならなんで最初に落ちゲ勝負って言ったよ?」

「なんかやりたくなっただよ。…って、お前それ何?」

先生が指さした方を見ると、この前のコンパで、先輩達から貰った賞品の紙袋が、テレビの横に置かれていた。



あの時帰ってから放り投げてそのままにしてたんだっけ。

「コンパの賞品に貰ったんだ。彼氏と一緒に使えって言われてたの、忘れてた」

「へー。なんだろ。開けてみ?」

言われるがまま、その紙袋を開けた。


中から出てきたのはピンクのハート型をした可愛いポーチだ。


ポーチのファスナーを開けて中身を取り出す。


「……紐、だよね……」

なんだこれ?

端を引っ張ると、ピンクの紐が、するするっと出て来た。

「……いや、どう見ても紐パン…だろ…」

紐パン?何だそれ紐みたいに細いパンの事か?



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