純恋物語
プロローグ




陽射しが強くなり始めた初夏
少女は窓の外側を眺め呟いた


「生きたいなあ…」


少女は余命一年と宣告されている。




少女には夢があった


大好きな人達と共に海へ行きたい


普通の人間なら容易く行けたであろう
だが少女は幼い頃から身体が弱かった

愛していた人にもその所為で裏切られた。




少女は健康な身体が羨ましかった。



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