Ending Note


――放課後。

あたしは学校近くのケーキ屋に寄って、ママの大好きなチーズケーキを買って帰ることを計画していた。



「ち、千春っ」



帰り支度を終えて教室で奈瑠美と話をしていると、同じクラスの子が慌てた様子であたしを呼びに来た。



「どうしたの?」



尋常じゃない慌てっぷりに、あたしも奈瑠美も顔をしかめる。



「し、知り合いなの!?」


「……誰と?」


「桜井先輩と!」



裕貴先輩の名前が出てきて、あたしは昼休みの売店での出来事が噂になってしまったんだと思った。



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