キミと生きた時間【完】

毎日、帰りのHRが終わると真っ先に教室を飛び出して神社へ向かう。


どんなに急いでも今まで一回も宇宙君に勝てた試しがない。


宇宙君が神社に住みついているんじゃないかって疑ってしまうくらい。


宇宙君はいつも神社の入り口の鳥居の手前にある階段に腰かけて、あたしに気付くと小さく手を上げる。


そして、いつものように宇宙君の左側に座る。


あたしの特等席。


そこに座ると嫌なことすべてを忘れることができた。


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