キミと生きた時間【完】
以前、お父さんが言っていたあの言葉。
『……――里桜が誰かに愛してもらえるなんて幸せなことだろう』
その言葉の本当の意味が、今、ほんの少しだけ分かったような気がした。
待ち合わせ場所へ行く途中、ふと小さな雑貨屋が目に留まった。
「こんなところにこんなお店あったっけ……?」
宇宙との待ち合わせの時間まであと少し余裕がある。
あたしの足は導かれるようにその店に吸い込まれていった。