キミと生きた時間【完】
「そんなの簡単だよ。宇宙が離れろって言っても、あたしが絶対に離れないもん」
「それならいいんだけど」
「ふふっ、ていうか、宇宙って、どうして『宇宙』って書いて『そら』って読むの?名前の由来ってなに?」
ずっと前から気になっていたけれど、なかなか聞くタイミングを逃していたことを聞いてみる。
「宇宙のように広く大きな心で誰かを包み込んであげてほしい。そして、たくさんの人に照らされてほしい……ていうのが由来らしいけど、俺もよく分からない」
「宇宙は……お父さんとお母さんに本当に愛されていたんだね」
きっと、天国で宇宙のことを見ているに違いない。
「今はそう思えるけど、昔は違ったな。宇宙人って呼ばれてバカにされたこともあったし」
宇宙の一言にハッとして息をのむ。