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「おじゃましまーす」

『華音の家だろ?』

「あ、そーだった」

『バーカっ』

「バカじゃないもんっ!」

『そーなの?』

「うん!」

一歩部屋に入ると、なぜか清々しい気分になった。

「タンスの位置とか、部屋の位置ほぼ一緒だ」

私は、持ってきた荷物を床に置いて、ベッドに寝転んだ。

「ふぅーっ」

『…華音、俺が居るの分かってる?』

「分かってるよ」

『それならいいけど』

そう呟いて、怜くんは私の横に寝転んできた。

そして、私の耳にふっと息を吹きかけてきた。
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