君と図書室で





「…でも」


 もう気づいてしまったんだ。

 どれだけ諦めようとしても、抑えつけても。

 もう無理なんだ。


 私は大地君が好きなんだ。

 誰から何と言われようと、私は大地君が好きなんだ。

 
 手が届かない人だってことは分かってる。

 それでも、どうしても大地君が好きなの…っ



「この気持ちだけは勘違いじゃない…っ!」




 言え、私。

 今伝えなきゃ。

 私のこの気持ちを大地君に…。




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