キライノカケラ
指折り数えた金曜日

大忙しで学校から帰ってきて お気に入りの
洋服に着替えて 髪の毛をセットした。


鏡の前でクルクル~って回ったら

「可愛いじゃん キョンタ~~」

千尋の声のマネをした。


「気がつくの遅すぎだよ~アタシだって女の子だもん~」

今度は自分の声で答えた。


千尋と近くのバスターミナルから出ている
空港バスに乗って行く予定をたてていた。


「帰ってきたかな」

階段を下りる。


まだ帰ってきてない・・・・・


間に合うのかな


その時 携帯が鳴って慌ててとった。


「キョンタ?」

「遅いよ 千尋」

「ごめん 先行ってて」

「何で?」


楽しかった気持ちがまた 音を立てて割れた。


「花がさ・・・・・」

言いかけた千尋の言葉を聞かずに電話を切った。
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