溺愛ヤンキーくん
今日高校で面白い女を見つけた。
そいつの名前は一之瀬優。
こいつは今まで見た女の中でもダントツで美人だ。
あり得ないほど日本人離れした容姿。
透き通った薄いアクアブルーのさらさらしたストレートのロングヘア。
ぱっちりした二重の目
目の色はゴールド。
で、モデル体型(っても出るとこは出てるぞ?)
綺麗な首回りには半分欠けたリングが付いたネックレス。
こいつ…
絶対辛い過去をを持ってるな…
しかも櫂によく似た過去をな…
だからか、俺はいつの間にか優を炎龍に誘っていた。
まぁ…皆優を気に入っていたらしいから…
まぁよかったけど。
つーか…
「…蕾稚…俺らの前で猫被るな」
「え〜?僕、猫被ってた?」
「…そりゃあ、な」
そう。蕾稚は俺ら以外の奴に猫被る。
「…なぁ、蕾稚。お前優の事気に入っただろ?」
「…まぁね♪」
「やっぱ顔か?体か?」
だいたい、こいつはいつもそうだ。
顔か体どちらか気に入ればすぐに女を落としてヤってた。
「…残念、まぁ確かに顔と体もタイプだったけど…」
だけど…?
じゃあ何が気に入ったんだよ。
「今は…性格…とでも言っておこうかな?とにかく僕が初めて本気で落とそうとしてるんだ。邪魔しないでよ?」
へぇ…
蕾稚が初めて本気で落とそうとしてる女ねぇ…
「……いや、俺が先に落としてあげますよ」
「…は?櫂、本気なの?」
「当たり前でしょう?なぜ嘘を言う必要があるのですか?蕾稚」
「…へぇ…じゃお「「「……ちょっと待てよ」」」
おいおい…まさかの全員参加かよ…(俺以外)
じゃあ俺も参加すっかな…
俺はギャーギャーうるさい幹部達にこう言った。
「…おいお前ら。氷姫は俺が落とす…いいよな?」
ふん…
すぐに落としてやるよ…
氷姫…