溺愛ヤンキーくん
あたしの携帯っ!!
急いでスマホに電源をつけた。
で、電話帳を確認したら…
あ行に《秋川皇雅》が登録されていた。
――――――ご丁寧に誕生日と血液型とその他諸々書かれてっし。
あたしはこの時スマホにロックを掛けなかった事を後悔した。
つうかあたしのタイプ。(外見だけ)
竜士なんだよなぁ…
確かに秋川皇雅達、炎龍総長と幹部はかっこいい部類に入る。
でもあたしの中で一際輝いて見えたのが竜士。
次が秋川皇雅。
ま、絶対あんたらに惚れることはないよ。
あんたらにとって普通の事でも、
あたしにとっては普通じゃないんだ。
もうあたしの心に土足で入らないでくれ。
そんな事を思いながらお風呂に入り……
適当に髪を乾かしてからふかふかしたベッドに横たわりいつか寝てた。