恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
口づけは角度を変え、触れる長さを変えながら深まっていくばかりだった。



どうして彼はその命にこだわるのか?
どうして彼は私にこだわるのか?
私にはわからなかった。

彼は自分の子ではないと私が何度も言ったのに、父親にしてと言った。

誰の子か?とすら聞かない。
彼にとってはそれは些細なことなのだろうか?
些細なわけがない。
そんなことと笑って片づけられるわけがないのに。

でも彼の行動を見る限りそれは彼にとってはそれは重要な事のようには見えない。

彼を手放すことが、彼にとっては幸せのはず。
彼には何の責任もない。

この結果を放棄することで私は今までの生活を静かに送ることができる。


もう十分苦しんだ。人生の悦びと苦しみは生まれて数十年で、
色々見てきた。

暖かな世界が望めないのならせめて穏やかに暮らしたい。
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