恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】

今夜こそ

彼が初めて家に泊まった日の夜、私はあまり眠れないまま
朝日を見た。






















彼はソファーで朝までぐっすり寝て、朝みんなで朝食を食べて、
そして…帰って行った。










翌週はお酒がなくても、
「泊まってもいいですか?」と尋ねられ、
私が了承すると泊まっていった。

娘は朝食を食べ終わってからどこかに遊びに行こうと
彼を誘った。
しかし、彼は仕事があるからと娘の誘いを断って、
自分の車で一人暮らしの家に帰って行った。

こんなことが3度も続いた。

私にとっては限界だった。

10月の半ばの週末。

今夜こそ、今夜こそ、…彼を問い詰めるつもりだった。
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