不良の菅原くんについて。
恐る恐る下を覗き込むと、一人の男子生徒が
私の紙飛行機にされた進路調査を拾っていた。
頭に手をやっているのを見ると、頭に落ちてきたのかな。
「すいませーん。大丈夫ですかー」
私の声に、その人物が紙飛行機から顔を上げる。
(………ギャッ)
「……これ、お前の?」
まるで睨むように私を見上げたのは、
件の彼、菅原くんだった。
「は、はいっ!私のっ!」
「あっそう。………中村榛、取りに来いよ」
「………!」
な、何で名前知ってんの。
「いっ、今取りに行く」