恋愛部☆番長組



 先生がケータイのメールをふとみると、

 全身が固まって「せ、先生が悪かった
 
 携帯は返す!ちゃんとしまっとけよ?」

 とさかさか黒板前に行ってしまった。



 え...?あの先生が怯えてる??

 秋原君って、一体何者...??



 
 
「ち~はるちゃん♪一緒にお弁当食べよ!」


 
 チャイムと同時に秋原君がきた。




「あ、秋原君...」



  
 秋原君...私の彼氏になったはいいけど
 
 どうしてすきでもない子に、

 そんなに優しくできるの?? 

 

「ん?」とにこやかな顔をしながら

 近づいてくるので、そんなこと、

 言えない―――...。





「じゃ、行こっ!」



「えっ、わっ!!」




 こうして手を引っ張っていくの、意外と

 悪くないかも、とか思っちゃったり。



 
 意外と強引なとこもあるんだ....。



 秋原君の意外な一面を知って

 ほんのり顔が赤くなった。

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