恋愛部☆番長組




「や、やっぱり私帰るよっ!」



 夕暮れに染まる空の中、私は足を止め
 
 みんなが私に振り向いた。



「え~!?帰っちゃうの!?」


「無理だ。俺が電話しないとものは動か
 されないぞ」



「仕方ないね...今晩は一緒に寝てあげる
 よ♪」


「あ、天野君!!そんなこと絶対に許さない
 からね!!」



 
 とほほ。

 私の成績が...。

 まあ、いいほうじゃないけど。




 
「じゃ決まりっ!一緒に行こ?」



 優しく微笑むあなたが、

 夕日に照らされていて

 

 とてもまぶしくみえた。




「う、うん...////」




 幾度か私とつないだ手。

 いままで

 ただ可愛いとしか思ってなかったけど



 
 男の子、なんだなって


 私に気づかされる―――...



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