恋愛部☆番長組

お姉ちゃん





「あ、着いたよ!」



「えっ―――...」




 大地君の声で顔を見上げると、そこに

 みるからに分かりやすく

“立花島”

 と書いてあった。



「うわ...何かみるからにうさんくさそう
 な建物だね...」


「おい雄大。俺の建物を馬鹿にするな。
 なんだったらお前は一日野宿でも
 するか??」



「...それはしたくないね」




 苦笑いの天野。

 を置いてさっさとみんな旅館に
 
 入って行っちゃう。



「俺置いていかれてるの?」



「...私とゆっくり行きましょうよ」




 ふふっと笑っているとまた、大地が

 走ってきて、私を守るように庇った。



「ダメダメダメっ!もう~!千春ちゃん
 すぐに浮気するんだからっ!」



「う、浮気っっ?!///」



 な、なんで私が浮気することに
 
 なるのよ~~////



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