恋愛部☆番長組



「誰にでもするかよ」


「えっ―――」



 ざあぁっと風が揺れて西原の前髪が
 少し揺れた。



 せん、せい??



「だいたい、こんなとこ他の奴がくると
 思ってる?お前を見かけたから来たに
 決まってるでしょ」


 どうしよう。
 今、すごくドキドキしてる。

 先生、こんな真剣な顔をするんだ。


「あ、あははっ!冗談やめてくださいよ。
 先生が生徒におちょくるんなんて
 性格まがって―――」


 ふと気づくと、私は強引にも西原先生に
 抱きしめられていた。



「...冗談だと思う?」



 どきっ



 耳元で囁く甘くて切ない声は、私の心を
 ドンドン加速させていく。



 せん、せい――――....



「...お前があいつのこと好って言うなら
 強引にでも俺のことを好きにさせてやる」



 体が熱い。
 耳元も燃えてしまいそうなくらいに
 ぞくぞくして、きっと顔も赤くなってる。



「天野なんかより、俺のこと好きになれ」



 顔が近づくまであと、数ミリ。

 このままいけば――――――。

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