お前のすべてを愛してやる【完】

次々と自己紹介をしていく中で、亜矢乃の番はすぐにきた。



「じゃぁ、次。神崎さん」



「は、はい…」



吉原に言われ、ガタリと椅子を滑らせ立った。



みんなの視線が一気に突き刺さる。



亜矢乃はこの瞬間が一番苦手だった。



そして、自己紹介が嫌いなものになった。
< 37 / 348 >

この作品をシェア

pagetop