呪島~ノロイジマ~
「え〜んよ彰ちゃん。もう昔のことじゃけぇ。それより今も元気でおってくれて安心したわ」



「美春……」


「それより何で今頃島に?」



「それが……娘が島に来とんよ」


「え?」



「何か保養所が出来て、そこにおるけんって」


「まさか……」



「その娘が電話で怯えとったんよ。もう私、いてもたってもおれんで」



「娘ってもしかして……」


美春と貴志は目を合わせた。



そう言われてみれば……あの娘。

なんとなく彰ちゃんに似とるわ……。


美春は幽霊騒ぎのときの少女の顔を思い出してそう思った。

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