余命5年と言われて(膠原病)
「夜までいてくれないかな。まだ吐くかもしれないし」
「夜、なにか食べるものある?」
「ギョウザがあるよ、ソーメンもあるし」
「……」
嫌なのだな。
落ち着いてるみたいだし、また悪ければ呼び出せばいいか、一度帰ってもらって。
そう思い「お風呂掃除するから、それが終わったら帰っていいよ」
夕飯まで眠いこけてる母を起こし、おかゆを食べさせ、そのあとまたこんこんと眠り続ける母。
夏の疲れが出たのかもしれない。
わたしも疲れた。
![マーメイドの恋[完結]](https://www.berrys-cafe.jp/assets/1.0.778/img/book/genre1.png)
