《番外編》幕末にゃんにゃん2
斎藤はそんな三人を、部屋から追い出し。自分も部屋から出るとそっと襖を閉めた。
「……あ~あ。新八さんたち煩いから目が覚めちゃったよ」
四人が出て行った事を確認した総司は、閉じていた目を開けてため息をついた。
そして、自分の腕の中でスースーと可愛らしい寝息をたてて眠る姫時に視線を移した。
「一君たちに、見られたって知ったら君は、顔を真っ赤にして恥ずかしがるんだろうね」
姫時の髪に指を通して優しく撫でる。
顔を真っ赤にした姫時を想像して、総司はクスクスと一人静かに笑った。
冬のある日の出来事。
《一君たち、二人で寝てるとき来てたみたいだよ?》
《え!?!?///》
《想像通りの反応ありがと》