Petit☆bonheur

家に帰ってからすぐにご飯と風呂を済ませ、あたしはゆっくり布団の上でゴロゴロしていた。

すると


ピロリーン


LINEの受信音が鳴った


[大学どうだった?うまくやっていけそう?]

彼氏の直哉からだった。

[友達できんかったー、けど明日から頑張るわ]

すると急に着信音が鳴った。

『もしもし?』

「あ、急にごめんよ?学校男の子多かったやろー」

『そやねー、女の子探すほうが大変なくらいやった』

「そっかー、話変わるけど次の木曜ヒマ?」

『うん、大丈夫ー』

「家来るー?」

『あー、行こうかなー』

「じゃあ待ってる!それは聞きたくて電話したんだ」

直哉は1人暮らし。
あたしの学校から30分くらいの距離。
前回行ったのは二週間前くらいで、その時もパソコンばかりしていたから久々にあたしがきれた。
あんまりにも相手にされなさ過ぎて、もう必要ないんじゃないかって思うと泣けて来たのと同時に怒りが込み上げて来た。
だからそれ以来気まずくて行ってない。
今回は相手が気を遣って呼んでくれたのであろう。

朝不安になってた自分が申し訳なくなってしまった。


ちゃんと優しいところもあるんだ…。

『ありがと。また行く前には連絡入れまーす』

「わかったー」

直哉との電話終了。

それと同時にLINEの受信音が鳴った。


[明日ワシャーしたるわ]

頭にハテナが浮かんだ。

『誰ぞ?』



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