ものがたりのつくりかた

・まとめ



説明のために簡単なストーリー展開にしましたが、もうちょっと長く書くなら、もめ事を複雑にしたり同時進行で増やしたり、いったん別れさせたり悩んですれ違ったりといろいろな手があるんじゃないかな。

大事なのは、軸がぶれないことです。


大きな木の絵を描くとわかりやすかも。
幹に軸となるテーマを書き込み、枝を伸ばして起承転結に分け、葉っぱに思いついたエピソードを書き込んだあと、取捨択一してまとめる感じ。



今回は高校生主人公でラブコメしましたが、年齢を上げて社会人同士にしたり、性格を変えたりすると同じテーマでも別の話が出来上がるので、いろいろ試してみてください。


『上手に言えない』のを社会人ヒロインにして相手が上司だったりすると、ずっと片想いしているんだけど内気なヒロインはうまく彼に接することができず思いを募らせるだけで『どうにかなりたい』と思って破れかぶれに行動に出てしまうけれどいざどうにかなったらやっぱり逃げちゃって『もう、待てない』と相手に捕獲されるとか。

高校生の学園ものじゃなくて、幼馴染みで王宮舞台のFTものだったらとか、同じキャラで同じ展開でも、舞台設定が違うとまた別のお話にもなるので、自分にとって一番しっくりくる物語ができるまで試行錯誤を繰り返すといいと思います。

 
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