Again -もう一度恋して-
胸がズキズキと痛んだ。
いっそのこと、私を遠ざけたいなら総務課に戻してほしい。
そしたら、颯ちゃんに会う機会だってほとんど無くなるはず。
「白石さん聞いてる大丈夫よね?」
「はい……大丈夫です」
私は専務の第二秘書になり元からいた田辺さんが第一秘書という事になった。
お昼休み、琴美が心配そうに昨日の事を訊いてきた。
「ねぇ、社長と大丈夫だった?」
「ごめんね、心配かけて、あのね……颯ちゃんと別れたんだ」
「えー、別れたって?
ヒロのせいだよね」
「あっ、違うの。
中林さんは関係ない。私が別れようって言ったの」
「何で?
……もしかして婚約者だって女の人の事?」