戦国奮闘ものがたりっ!

カレー粉と不思議なチカラ

「…カレー粉?」

「かれーこです。」


「…頭正気か?」


「いやいや!だって出来立てのカレー持ってくわけにはいかないじゃないですか~~!」

「そういう問題ではなくてだな…戦国時代とはひとが簡単に死んでいく時代だぞ!?ただの女子高生のお前がそのままでいけるわけないだろ!」


「だいじょーぶ!!」


「大丈夫っ、て…何を根拠に、」


「人類みな兄弟。すなわち家族。すぐわかりあえる!…ね?」



「…お前、…


ただカレー食いたいだけだろ」



「やだもうそんな訳…キャッ//」


「…はぁああ…。わかった。カレー粉でもシチューの素でも好きなものを持っていけ。」


「うわお!!スゴい!どっからでたの!?」


神が手を上にかざすとカレー粉の箱が落下してきた。しかも私好み!すてき!

「うっひゃーい!ここのカレーの甘口じゃないと食べらんないだよね~!神様ありがとー!!」



「お前、ちなみに今何を持っている?」


「え?…っと~鞄もないから…」

ゴソゴソと制服を探る


「おっ!」

胸ポケットから出てきたのはシャープペン


「しゃーぷぺんか。便利だしな。良かったな。」


「あとは~…おぉ!」


ジャケットの内ポケットには絆創膏


「それも便利だな。いいもの持ってるじゃないか。」


「えへへ!…おぉお??」

スカートの右側にはリップと手鏡と櫛


「それはどうやっていれた。」



「無理矢理詰め込んでみまして…んんんん??」


さらに左手ポケットからは


「こっ、これは…!!!」



「待て、これは絶対おかしい」




「線香花火…(三本)…!!!」


「ドラ●もんかお前は。」

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