キミコイ?


「うん…でも私の家…猫飼えないし…」


「俺の家で責任もって飼うよ」


そういって彼は猫を抱きかかえた


「ありがとう。助かるよ」


「猫はもともと好きだから」


あ…笑った…

笑った顔が尚更かっこよくて見惚れてしまった


「で、お嬢さんも捨て猫なんだ?」


図星をつかれて私はビクッとした


「私…彼氏に振られたんだ。彼を頼りにしすぎたのかもしれない」


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