ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)


それもそのはず……。







「そーれ、そおーれいっ……!」



マッチョさんたちが必死に縄を引っ張るその中に……


ちっこい由良が、埋まってしまったからだ。








「お前らー、声だせーい!!」








どこからか…由良の声。


「掛け声だけはいっちょ前やなあ…。」



アキラと岡田くんとが…ゲラゲラと笑う。




私は声のする方へと移動して…。



「あ…、おった!」



デカイのに囲まれ、サンドウィッチになった由良を…見つける。



なんや、呼吸するのに必死になって、引っ張る事は疎かになってるみたいだけど。


顔を真っ赤にして踏ん張る姿も…悪くはない。





「細谷くん、頑張れ~!」

先頭で貢献する細谷君を応援すると、



「日向~、誰応援しとんねん!」


あさっての方向から、声が上がる。





「がんばれー、序ノ口!!」


「うっさい、あほー!!」




良かったなあ、由良。

確かにここでは…アンタの出る幕はないね。





ちっこくて…ありんこみたいや。


けどなあ、私だけは…見つけて見せんで。





ほらあ、歌にあるやろ?


由良、歌い出しは…覚えた?





「誰かさん」って…私のことやねん。


都合ええやろ?



誰より先に、小さい秋見つけたるから…



安心して、大きゅうなり?






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