ココロクスリ

「ねぇ?ヒデさんはミィちゃんと付き合ってたん?」


『ん?誰からそんな話聞いたの?付き合ってた事実はないんだよね。告白されてずっと断ってたんだけど…』


「え?ミィちゃんは自分で付き合ってたって言ってたよ?」


『ん~。本当に付き合ってたなんて話はないんやけど…。不安ならミィも交えて3人で話す?曖昧なままやとチィも不安やろ?』




そんな風に優しく微笑まないで――…。
今以上を求めちゃうから――…。


私は欠陥してるんだ。


その提案を私は受ける事にした。

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