【続】クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
「……うわっ」
「……?」
と、突然聞こえた山田くんの声。
振り向けば、そこにはたくさんの動物たちに囲まれた山田くんの姿が。
身動きが取れないらしく、その場でアンゴラくんを抱えて立ちつくしている。
「山田くんモテモテだねぇ!」
さすが山田くん、動物にも人気者だ。よいこと、よいこと♪
なんて、あたしはその光景をほのぼの~と見ていたのだが、山田くんは全力で困りきっているようだ。
その証拠に、珍しく眉を寄せて表情を歪めている。
「ちょっ、柚希、どうにかして」
「へっ?」
「このままじゃ間違えて踏んじゃいそう」
そっ、それはアカン!
確かに山田くんの足元は、山田くん本人の靴さえ見えないくらいに動物たちが集まっている。
え、どうしよう……これ全部メスだったら柚希さん逆に感動する。
って、そんなことを考えている場合ではない!!
そっと膝の上から親方(今命名)を下ろし、急いで山田くんの元へ。