卑怯な私
「優子どうした?」
パクパクと口を動かす。
『声が出ない』と。
「え?何言ってるか分かんねぇよ」
言いたくても言えない。
声が出ない。
「もしかして、声出ないのか・・・・・・?」
やっと伝わり、ブンブンと首を縦に振る。
「取り合えず病院行こう、優子」
病院________?
嫌・・・・・・・
だってあそこはパパとママが死んだ場所。
行きたくない。
「優子!?」
突然後ろから肩を引き寄せられた。