卑怯な私
ついたのは屋上。
春に入ったと言っても、まだ季節の変わり目。
まだ肌寒い。
「もうすぐ私達3年生なんだね」
こうやって私は翔樹に何も伝えられずに歳をとっていっている。
「聞いてたよ。優希はなんて答えるんだろうね」
「盗み聞き?警察に通報するぞ」
ギロッと睨んだ。
「おぉ~、怖っ!」
なんて遊人が面白い反応をするから、2人で噴き出してしまった。
遊人と居ると、心から笑える。
安心して隣に居られる。
私の好きな人が遊人だったら楽なのにね。