卑怯な私
目が覚めた頃には、日は完全に昇っていた。
遊人にシャワーを借りてから出てきたのに、暑さのお陰で汗でちょっと身体がベタつく。
「おかえり」
ウチの玄関の前で居座っている翔樹が立ち上がった。
「遅いお帰りで」
「なんで、怒ってるの・・・・・・・?」
ジリジリと詰めよってくる翔樹。
「そんな所に居座ってるからイライラしてくるんだよ」
軽く笑ってみたが、翔樹は真顔のまま。
「昨日泊ったんだって?」
「あ~・・・・、うん」
「誰ん家?」
「友達?」
嘘は言ってないよね。
遊人だって友達なんだし。