龍の花――龍希――
「Masterの…
いえ、龍希様の苦しみをわたくしが伝えても良いものなのか
大変際どいものです
あの方を近くで見て参りました故
そう簡単に口に出すわけには参りません」
やはり年長者らしく
SHARKが先陣を切る
「…おい、SHARK――」
「黙れSNAKE」
もっとも優しげに見えるSHARKは龍希より二回り近く離れている
もう今年で55程の歳であろうか
彼から見せられる
孤独
恐怖
そして彼の強い殺気
それに隠された苦しみは
彼の発する言葉の節々から漏れだしあふれていた