女神の纏足


いつの間にか始まっていたダンスに私たちも身を任せる。



「上手だ。」


近い位置で囁かれれば嫌でも胸が高鳴る。




密着する体も、


触れ合う手も、


上から聞こえる声も、



全てにドキドキする。




ほのかに香る甘い香りを除けば。





チラッと見えたアリス様はユルと踊っていた。


視線は、こちらで。




「どこ見てる。」


「っ」

< 306 / 332 >

この作品をシェア

pagetop