白いジャージとオレンジジュース





「先生~!またかっこいい顔して!」




目を閉じていた俺の頭を押したのは、たっくんだった。




海東卓弥【カイトウタクヤ】




たっくんのことを説明するのもなかなか大変だ。



過去にはいろいろあったんだ。




俺の教え子ではないが、教え子のように俺を慕ってくれている。



直の親友である中田ゆかりの夫となった。






俺と直が一度目に別れた後、直はこのたっくんと付き合った。




一瞬だとはいえ、直の元彼ってこと。



すぐに別れて、俺の元に戻って来てくれた直。




その後、中田がたっくんを好きになり、ふたりは付き合うことになった。





中田とたっくんも、波乱万丈で、本当に心配した。




話せば長くなるけど、いろんなことがあったんだよな。







< 12 / 210 >

この作品をシェア

pagetop